FX(外国為替証拠金取引)ってなんだ?
この外国為替取引というのは、もともとは個人投資家は参加することができませんでしたが、1998年の外為法改正により参加することが可能になりした。FXが持つ特徴により今では多くの方が参加されています。
- これからの世の中の流れを考えると、FX(外国為替証拠金取引)をやっておいたほうがいい理由
- FX(外国為替証拠金取引)って面白い!
- FX(外国為替証拠金取引)を始めるにあたって必要なこと
- 違う国の通貨を交換(売買)して利益ってどうでるの?
- FX(外国為替証拠金取引)の基本
- FXでは、取引きできる通貨の組み合わせが決まっています。これを「通貨ペア」と呼びます。
- FX(外国為替証拠金取引)の「証拠金取引」って何?
- 1万通貨、1千通貨を売買しているときの、損益の考え方
- FX(外国為替証拠金取引)を取引できる時間帯について
- 外国為替市場のニュースで、「東京市場が・・・」と聞くけど、どこにあるの?
- 「ロング」、「ショート」、「ポジション」って何?
- 注文方法について
- レバレッジとは?
- 少ないお金で大きなお金を動かすレバレッジって危なくないの?
- レバレッジが危険なのではなく、儲けたいという強すぎる欲があなたを危険にさらす
- ニュースでよく聞く「円高」「円安」だけど、FX(外国為替証拠金取引)ならどちらがいいの?
- スワップポイントとは
- FX(外国為替証拠金取引)におけるリスクと対策は?
- 主要FX取扱金融会社
- 初心者の方にもお勧めしたいスマホでやる1分足トレード
- 具体的なトレードタイミング、ポイント、注意事項はこちら(準備中)
違う国の通貨を交換(売買)して利益ってどうでるの?
普通に物の売買で利益を得る場合、トマトで例えてみえると・・・
説明をシンプルにするために、登場するのは、「生産者」、「スーパーマット」、「購入者」の3者のみで説明しています。この安く仕入れて、利益をのせて高く売るというのは、皆さんもよくご存知の流れになると思います。
そして、100円のものであれば、100円を持っていないと買い物をすることができません。
FXの場合の利益のでる仕組みは
FXにおける取引は、インターバンク市場と呼ばれる金融機関と金融機関での取引が基本になっています。このインターバンク市場での取引に私たちは参加をすることができません。(インターバンク市場は、最小取引き単位が100万通貨。)
そこで、「FX取扱金融会社」を介して、FXの取引きを行います。「FX取扱金融会社」は、「FX取扱金融会社」が、「インターバンク市場」に注文を流す窓口となる金融機関より為替レートの提示を受け、「FX取扱金融会社」はその為替レートをベースにして、私たちに為替レートを提示しています。
この「FX取扱金融会社」に為替レートを提示する金融機関のことを「カバー先金融機関」と呼びます。
「日本円」で「米ドル」を売買するというと為替になじみにない人は、イメージしづらいかもしれませんので、その場合は、「米ドル」をもののように考えてもらうとわかりやすいかもしれません。「1米ドル=1トマト」みたいな感じでね。
これから説明していきますのが、FX(外国為替証拠金取引)における利益が上がるまでの流れです。
まず、私たちが最初にすることは、FX取扱金融会社に口座を作り、証拠金を口座に入金します。一定のお金を動かすのに、決められた証拠金というものが設定されています。少ないお金で大きなお金を動かすことができますので、これがFXにおける最大のメリットとなります。
ここでは、FX取扱金融会社が100円を動かすのに4円の証拠金が必要と設定しているとします。。そこで、口座に4円を入金すると、100円を動かす権利を持つことができます。
100円を動かす権利を持っているときに、インターバンク市場において、「カバー先金融機関」より為替レートが提示されます。その為替レートを元に、「FX取扱金融機関」より私たちに為替レートが提示されます。
その提示されたレートで、「100円」と「1ドル」を交換してもよいと思えば、「100円」と「1ドル」を交換するための新規注文を出します。
注文が成立すると「FX取扱金融会社」に「1ドル」が入り、「カバー先金融機関」に、「100円」が入ります。「100円」と「1ドル」を交換しただけでは、値差が発生していないので、損益がでていません。
また、新規注文で使用した「100円」は、「FX取扱金融会社」からの借りているものなので、所有している「1ドル」と「日本円」を交換して「100円」を返さないといけません。
「FX取扱金融会社」には、借りている「100円」だけを返却すればいいので、「1ドル」を「101円」以上と交換できれば、利益がでるわけです。
「1ドル」を所有したまま、しばらく待っていると、「カバー先金融機関」より、「102円」と「1ドル」を交換できますという為替レートが提示されます。その為替レートを元にした為替レートが「FX取扱金融会社」より提示され、私たちが「1ドル」と「102円」を交換しますという決済注文を出します。
取引きが成立すると、「1ドル」が「カバー先金融機関」に入り、「102円」を受取ります。100円は、もともとFX取扱金融会社から借りているものなので、100円を返却し、102円との差額の2円が私たちの利益となります。さらに、取引きを続けて利益を出し、口座の証拠金額が8円になれば、200円分の取引きをすることが可能になります。
為替レートは、秒単位未満のスピードで月~金曜日の24時間、リアルタイムで変化しています。金融機関が休みとなる、土日は為替市場もお休みとなります。
どうでしょう?ここまでで利益がでるお金の流れはつかんでいただけと思いますので、次は、FX(外国為替証拠金取引き)における基本的な知識です。