大手オークションサイトなどを見ていると、とっても激安価格で製品がでているのをよく見かけます。しかも同じ出品者から何本も何十本も、そして皆さん疑いなくなのかどうなのかわかりませんが、売れてます。
出品者への評価もよくないってのはあまり見かけなかったり。
でもでも、その入札ちょっとまったぁ!!です。
出品者の説明文をよく読んでください。そして、手法を理解してください。
——- 出品者の書き方は例えばこんな感じ ——-
ADOBE CREATIVE SUITE 5 MASTER COLLECTION ( CS5 )for Windows 体験版 日本語 対応版が○○○○円即決
トライアル版からの、その後も継続的にフル機能使用可能な商品です。」
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ちなみ、アドビストアでは、MASTER COLLECTIONは「397,950円」で売っています。
そして、オークションサイトで○○○○円即決で売っています。
皆さん、買いますか??
「買います!」という人もきっといますよね。実際、オークションサイト見てると買ってる人沢山いますから。
でもね、ちょっと待ってください。「体験版」ですよ。Adobeの公式サイトからAdobeIDのアカウントを取れば(無料)、体験版は無料でダウンロードできます。もちろん、それなりのデータの容量はありますから、ご自身で使われているネットの回線スピードによっては、かなりの時間がかかります。
公式サイトから「無料」でダウンロードできるのに、それでも買いますか??
次に、説明文の中のここがポイントなんでしょうね。
「トライアル版からの、その後も継続的にフル機能使用可能な商品です。」という文章。
確かに「体験版(トライアル版)」は、機能制限もかかってませんし、30日間の体験期間が終わっても製品版として使えることは使えます。説明としては間違ってはいませんが、誤解することを前提の説明ですよね。
体験期間が終わって製品版として使い続けるには、正規品としてシリアル番号(ライセンス番号)が必要です!!つまりは、正規品を買わなければシリアル番号(ライセンス番号)はわからないんです。だから、結果として継続しては使えません。
まぁ、売る側としては、30日間の体験期間があるので、最初に売り出してから28日間ぐらいまでたっぷり売っておいて、ばれることにはアカウントを削除してという感じだと思います。
そして、買った人はインストールをして30日間たったころに、ライセンスに関するメッセージを読んで、初めて正規品を買わないといけないってことに気づく。でもすでにクレーム付けようにも連絡すべき相手がいなくなってる・・・という具合でしょうね。
【 Adobe公式サイト 】
「 オークションでの注意 」
もうひとつは、体験版ではなく「中古品」の場合、これも要注意ですね。製品のCD/DVDが手に入ってもライセンスの譲渡ができなければ、完全に自分のものにはなっていません。
ライセンスの譲渡は、Adobe指定の譲渡書類に、「現行の所有者と新しい所有者の署名捺印」をして提出する必要があります。
オークションの出品者と、この作業本当にできますか?ライセンス番号は、クレジットカードや銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じぐらい大切なものです。だから、このような手続きが必要になります。
【 Adobe公式サイト 】
「 製品を他の人に譲渡することはできますか? 」
くれぐれも、安いというだけでは買わないでくださいね。