画像の一部の色を非破壊で変更する場合は、こちらも参照下さい。→「調整レイヤーを利用して非破壊で画像の色を調整する方法」
写真の一部にだけ効果を適用したい。選択ツールで長方形を作ってからその中に効果を適用させるのはできるけど、角度がついた長方形の場合はどうするの?そんな場合の方法をご紹介。
まずは、こうやるとちょっと問題ありという方法です。
選択ツールを使って画像内に選択範囲を作ります。
ピックツールに切り替えて選択範囲を回転させると。
選択範囲が切り抜かれて新規レイヤーが自動的に作成され、そのレイヤーごと回転してしまいます。
選択範囲のみ回転させたいという場合は、矩形ツールや、図形ツールを使い先に選択範囲としたい大きさと同じ図を作ります。
矩形ツールを選択し、選択範囲としたい同じ大きさの図を作成します。
できあがった図をピックツールを使って回転させ、好きな位置に移動させます。
回転させた図が選択された状態で、「選択範囲」→「ベクターオブジェクトから作成」を選択します。
図形が点滅線で囲まれた状態になります。これが選択範囲となります。
レイヤーパレットの図形のベクターレイヤーの目のマークのところをクリックして非表示にし、背景レイヤーを選択します。
このサンプルでは、「セピアトーン」を適用させます。
「効果」→「写真効果」→「セピアトーン」を選択します。
選択範囲内のみに効果が適用された状態が確認できます。
このやり方の場合の問題点は、指定したレイヤーに直接効果が適用されるため、やはり違う効果のほうがよかったという場合にやり直しができない場合があります。履歴パレットでも効果適用前に戻せないときなど。それを防ぐために、様々な作りこみをしていくのであれば、効果を適用させる部分のみ、別レイヤーにしてから適用させたほうがベストです。
「9」の操作で選択範囲を作成し背景レイヤーを選択したあとに、「編集」→「コピー」
選択範囲部分が別レイヤーで作成されますので、これに効果を適用します。選択範囲と位置がずれてレイヤーが貼り付けされます。選択範囲を解除し貼り付けされたレイヤーが選択されている状態にし、効果を適用します。
貼り付けしたレイヤーに効果が適用された状態が確認できますので、これを移動させます。
うまくレイヤーの位置を調整すれば、OKです。