基本

レイヤーとは、透明のシートのようなもの。画像の合成には、レイヤーの理解が大切です。

Paintshopという高機能な画像編集ソフトを使用して画像の合成をしてくためには、「レイヤー」がどんなものかという理解がとても大切です。

本ページでの説明画面は、バージョン12を使用しています。

「レイヤー」とは、透明のシートのようなものと考えてください。そのシートに画像やテキストが書かれたものを上下に重ねて利用します。合成した画像というのは、この重ねたレイヤーを真上からみた状態のものになります。

Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて1

Paintshopでは、様々なレイヤーの利用ができますが、ただ四角の画像を重ねる、横に並べるという利用ではあまりレイヤーを使うメリットを感じることがありませんし、Paintshopが高機能なソフトであるということもわからないかと思います。

レイヤーをうまく使いこなせば、自然な感じの合成が可能になります。

Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて2

Paintshopで扱うレイヤーは、「ラスターレイヤー・ベクタレイヤー・調整レイヤー・マスクレイヤー・アートメディアレイヤー・レイヤーグループ」があります。
細かい説明をしてもわかりにくいので、単純に下記のような理解でいいかと思います。

ラスターレイヤー
デジカメの写真のように、ピクセルごとに色がついたデータの固まりのレイヤーです。拡大すると画像が荒くなります。縮小した場合も荒くなるのですが、それほど荒さがわかりません。
ベクターレイヤー
図形ツール、ペンツール、テキストツールで作成したものは、ベクタレイヤーとなります。最初に作成した大きさから、拡大、縮小しても画像が荒くなることはありません。
調整レイヤー
色調(色味)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)を調整する機能のレイヤーです。ラスターレイヤー・ベクターレイヤーそのものに直接変更を加えるわけではなく、独立したレイヤーとして存在しますので、何度でも調整のやり直しが可能です。
アートメディアレイヤー
「アートメディアツール」(油彩ブラシ・チョーク・パステルetc)を利用すると自動的に作成されるレイヤーです。このレイヤーの特徴?と聞かれると、ヘルプを読んでみてもよくわかりませんでした。このレイヤーを拡大縮小しようとすると、ラスターレイヤーに変換されます。ベクターレイヤーにはなりません。
レイヤーグループ
複数のレイヤーをまとめて管理するレイヤーです。
Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて3-1
Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて3-2

複数の画像を合成していく場合に、どのようなレイヤーの使われ方がするかの一例です。それぞれのレイヤーが分かれていることにより、何度でも移動、調整、表示、非表示などが可能です。

Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて4
Paint Shop Pro Photo(ペイントショッププロ)-レイヤーについて5
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