基本

覆い焼きツールの使い方・・・なぞった部分を明るくしていきます

覆い焼きツールは、ブラシでなぞった部分を明るくしていくためのツールです。この「覆い焼き」という言葉は、昔、フィルムカメラで撮った写真をプリントする際の暗室技術に由来しています。暗室技術のという言葉を聞くと、なんだか難しいように思われるかもしれませんが、単純になぞったところが明るくなっていくという理解でよいかと思います。

「覆い焼きツール」は、ブラシでなぞった部分を明るくすることができます。オプションバーで、ブラシサイズ、形状、「範囲」の「シャドウ・中間調・ハイライト」、露光量を調整し、画像上をなぞります。このサンプルでは変化がわかりやすいように加工をしています。実際には自然な感じになるように調整していきます。

中間調:グレーの中間範囲を変更する
シャドウ:暗い領域を変更する
ハイライト:明るい領域を変更する

「覆い焼きツール」は、効果を適用するレイヤーそのものに直接影響を与えるため、画像合成などで作業数が多い場合、ヒストリーで作業工程をやり直しというのが難しくなるため、後から再調整が必要になる可能性がある場合は、レイヤーを複製して加工前のレイヤーを予備として準備しておくことをお勧めします。

Photoshop CC 覆い焼きツール
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