基本

レイヤーとは?

Photoshopで画像を合成していくためには、「レイヤー」の理解が必須となります。「Layer(レイヤー)」の言葉の意味では、「皮、総、地層、積み重ね」と言ったものになりますが、透明のシートのようなものとして考えていただくの一番分かりやすいと思います。その透明のシートに絵を書いて何枚も重ねたものがひとつの絵に見えるというようなものです。
ペンギンの画像に、以下の加工をしたものでは、合計5枚のレイヤーを使用しています。

  • ペンギンの文字を入れる
  • ペンギンの文字の後ろに背景色を入れる
  • ペンギンを1匹増やす
  • 真ん中のペンギンの色を変える
  • ペンギンの全体写真

合成が複雑になってくると、レイヤーの枚数が百枚を超えることも珍しくはありません。

レイヤーとは?

「レイヤー」という透明のシートを重ねるというのは、下図のようなイメージになります。レイヤーに分ける理由としては、一番下にある「背景レイヤー」には、全く手を加えない非破壊で作業ができるということです。上に重なっている様々なレイヤーを入れ替えれば何度でも違うイメージを作ることができます。

もしこれを、レイヤーを使わずに作業をしていると、微調整をしようとするたびに作業工程を戻さないといけません。簡単な合成であれば少し作業工程を戻すぐらいはそれほど手間ではないかもしれませんが、複雑な合成の場合は、作業工程が何百、何千という作業をします。全体が出来上がってきたときに、最初のほうに作業した内容の微調整をしたいということもあります。レイヤーを分けていなければ全ての工程を戻して作業ということになりますが、このようなことは現実的ではありません。レイヤーを分けていれば作業工程を戻さなくても微調整したいレイヤーだけを操作すればすみます。

レイヤーの使い分け、管理をしっかりすることが、作業時間の短縮や合成する画像のクオリティーにも関わってくると思いますので最初の段階で十分な理解をしておくことをお勧めします。

レイヤーパネルについて」も参照してみて下さい。

Photoshop CC レイヤーとは?
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