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ピントを合わせたいところにあわせる方法

今の一眼レフカメラは、ピントを合わせるのは、オートフォーカスで全て自動的にピントを合わせてくれるので、「ピントを合わせたいところにあわせるってどういうこと?」と思われるかもしれません。

オートフォーカスは、ピントを自動的に合わせてくれます。そして、どのAFフレームでピントが合わせるかもカメラ任せになってしまいます。

写真を撮ることに慣れてくると、色々と構図を考えて写真を撮ったりしますが、AFフレームの選択が自動のままでは、思うような写真を撮ることができないことに気付きます。

自分が撮りたい構図で写真を撮るために、是非とも、AFフレームを任意で設定できる方法を覚えてください。

 

◆ピントを合わせたい被写体の前に他の人や物がある場合、違うところにピントが合ってしまう

一般的なスナップ写真の場合、写したい人を真ん中にして、撮影することが多く、カメラと人の間に余計なものが写っている状態でシャッターを切るということはあまりありません。そのため、ピントが違うところに合ってしまって困るということを感じたことがあまりないかもしれません。

しかし、写真を撮る際に、構図を考えてよりよい写真を撮りたいと考え出すと、カメラがAFフレームを自動選択する方法では、ピントを合わせたいところにピントが合わないということがでてきます。

例えば、下図のような構図。複数の人がいて、ピントを合わせたい人は中央にいるけども、他の人が手間にいたりする場合。このような構図の場合は、AFフレームを自動選択していると、ピントが手前の人に合ってしまいます。そのため、中央の人にピントを合わせるにはAFフレームを手動選択する必要があります。

 

◆手動でAFフレームを選択する方法は、是非覚えて!

キャノンのカメラでの説明です。「AFフレーム選択ボタン」をクリックすると、背面の液晶モニターまたは、ファインダー内で、現時点のAFフレームの設定が表示されます。その状態で、「電子ダイヤル」を左右に回すとピントを合わせたいAFフレームが移動していきますので、任意の場所を指定します。

任意選択の状態から、自動選択に戻す場合は、「AFフレーム選択ボタン」を押した後、「電子ダイヤル」を回して、AFフレームが全て選択された状態になると、自動選択モードになります。

 

◆撮影例

私の場合は、よさこいを撮るときにAFフレームを自動選択モードではほとんど撮らずに任意選択をして撮影をしています。パレードやステージなど沢山の人が列を組んで踊っていますので、AFフレームが自動選択では、最前列の人にしかピントが合わないことが多いためです。

隊列の途中の人や、後方の人を撮りたい場合は、AFフレームを任意選択して撮影すると、確実にピントを合わせたい人に合わせることができます。

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