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焦点距離の長いレンズを使うと視野が狭くなりますので、動く被写体を撮る時は両目を開けて追いかける

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レンズの何mmって何?焦点距離って何?」というページで、レンズの焦点距離が伸びると画角が狭くなるというお話をしましたが、ファインダーをのぞいた際にどれぐらい写す範囲が狭くなるかというイメージ図を作ってみました。

画角をファインダーで見える面積にして考えると焦点距離が伸びると、ものすごく写す範囲が狭くなるのがわかると思います。
被写体が動かないものの場合、アップになって写す範囲が狭くなっても何の問題もありませんが、動くものの場合は、ファインダー内に被写体を捕らえるのが格段に難しくなります。

動くものを撮る時は、被写体の動きかたを事前にイメージしておくことが大切

どのように動くかが全くわからないものを望遠で撮ろうとすると、あっという間にファインダーの外に外れていってしまいます。動き方がわかっていれば動く気配を感じれば動かす方向の準備ができますし、ズーム倍率を少し下げてファインダー内から被写体が外れにくくすることができます。

私の場合、動く被写体では「よさこい」を撮ることが多いのですが、常に動きに合わせて画角を調整しながら撮影をしています。動きがビシっと止まる瞬間、ジャンプする瞬間などは予め予測して画角を調整してシャッターを切らないと、あっという間にタイミングがずれます。

動くものの予測がしにくい場合などは、両目を開けてファインダーをのぞく

人の裸眼に近い視野は、レンズ焦点距離で50mm。望遠レンズを使うと、ファインダーをのぞいている目と、もう片方の目の視野は大きく違ってくるのですが、被写体をファインダー内から外してしまいそうなとき、外してしまったときは、ファインダーをのぞいていないほうの目に意識を集中して被写体を確認し、被写体を捕らえたらファインダーをのぞいているほうの目に意識を集中してシャッターを切ります。
最初、慣れていないと、両目を開けていると集中しにくいかもしれませんが、今はピントはオートフォーカスに任せておけば十分ですので、ファインダー内にしっかりと被写体を捕らえることに集中する。連写もして失敗の確率をできるだけ避けるようにする。
昔のフィルム時代と違って、今のデジタルカメラはいくらでも撮ることができますので、じゃんじゃん写真を撮りましょう。
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